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許瑛子さま、カナダから、こんにちは。

許瑛子さま、

はじめまして。 私はカナダのトロント在住の日本人です。

カナダから、ブログを楽しく拝見させて頂いています。


私は、カルロストシキさんのファンでしたし、今も憧れています。

彼の歌った曲で、Art of Lifeの詩が、30代になり、心にしみます。

彼の自伝のような歌詞、

そして、「笑顔をなくす 人生なんてわかれよりも 哀しい」

という歌詞に胸が締め付けられます。


当時、大人の歌手として動きだしていた、カルロストシキさんが

突然、引退コンサートなどもせず、日本国籍を取得したのに、

故郷のブラジルに帰省してしまったことが、理解できませんでした。

その後、私も、留学を経て、海外に住むことになりました。

彼の人生と比べるのもおこがましいですが、

留学時代は楽しかった海外生活も、30代を過ぎ、生活となると色々と考えるところが出てきました。

カルロストシキさんにとっても、母国に戻ることは、

苦渋の選択だったのではと、最近になって想像がつきます。


そして彼のような、声変わりをしかけたような少年のような声の歌手の人は、いそうで、いませんね。

2010年に、テレビ番組で久々に「君は1000%」を歌う彼を観て、

年に数回の限定でも、やはり歌ってほしいと心から思い、そして歌うために生まれてきた人だと思いました。

歌声は聴く前は、怖くもありました。ブランクがあって歌えるのかなと、でもそれは杞憂に終わりました。

当時の声、そのものだったからです。


いつの日か、彼が日本で再び歌い、

そして、許瑛子先生の詩の歌を歌ってくれることを、一方的ですが、心より祈っています。

ブログを楽しみにしています。

そちらも寒くなっていると思いますが、御体にお気をつけください。


-トロント在住の方からのメール


ご本人の了解を得て、カルロスのファンの方のメールを掲載いたします。
ファンの方からこのようなメールを時々いただきますが、カルロスとの取り決めで
カルロス本人に転送しないことになっています。
おそらく返信や転送などの負担を考えて、私への配慮だと思うのです。
それでも遠い外国で暮らすトロント在住の方からのメールをブログで紹介しようと思いました。
歌詞が心に届くというのは、とても嬉しいことです。
「Art of Life」はカルロスのお父さんも愛してくれた歌詞でした。
彼の奥さんも好きになってくれた歌詞でした。

トロント在住の方からの2通目のメールにはこう書かれていました。
「海外生活が10年を過ぎ、現在、カナダに住む私の人生を振り返ると、

ブラジル、そして海外に興味を持ったのも、彼からだったようにも思えます。

南米に住む日系人という存在も、彼から知りました。」

以前カルロスは「歌うことでファンの人たちとコミュニケーションしてきたから、歌わない僕はコミュニケーションの術がない」と言っていました。
いつも正直でまっすぐに物事に取り組む彼でした。
歌入れ前は眠れないこともある彼でした。
ブラジルに帰る前には、長い電話をかけてきました。
そして今、彼は幸せだということを私はお伝えしたいと思います。
こんな風に20年近くも経ったのに「Art of Life」がファンの方を支えているということも
彼を幸せにしてくれると思います。
世界のどこかで誰かが聞いてくださっていることを心から幸せに思います。
公開を快諾してくださったトロント在住の方、ありがとうございます。
そしてお返事をお出しできなかったカルロス ファンの皆様、ありがとうございます。

感謝。

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