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放射能について。被曝対策の知識

放射能について最低限知っておきたい9つのこと

1. 放射線を測定する単位はそれぞれ意味が違う

※放射線を計測する上でそれぞれ単位があることを理解する必要がある。

★ベクレル(Bq)
放射線を出す能力を表す単位
(1Bqは、1秒間に1個の原子核が崩壊すること)

★グレイ(Gy)
放射線のエネルギーが物質にどれだけ吸収されたかを表す単位
(1Gyは、物体1kgあたり、1ジュールのエネルギー吸収があるときの線量)

★シーベルト(Sv)
人が放射線を受けたときの影響の程度を表す単位
(Svは、Gyに線質係数をかけたもの)

2. 放射性物質によって性質が違う

※ 放射性物質によって、半減期や、人体に与える影響などが違う。

出典

特にセシウム137はヨウ素よりも体内に入りやすく、長期に渡り放射線を出し、遺伝子を損傷させガンを誘発するといわれている。

出典img.pics.livedoor.com

半減期は放射性同位元素の種類によって決っており、温度や圧力などの外からの影響を受けない。

3. 内部被曝と外部被曝では全く意味が違う


外部の放射性物質などは洗い落とせる、放射線に関しても透過力が低いためほとんど影響はないと言われている。

放射性物質が体内に入る内部被曝は、確実に人体に影響が出る。
出典www.geocities.jp


内部被曝は放射性物質を吸い込んだり、飲み込んだりして放射線が体内で発射されて、身体の内部で被曝すること。
出典pds.exblog.jp

4. 大人と子供とでは放射線の影響が大きく異なる

検査をうける子供。出典livedoor.blogimg.jp


放射線被曝で受ける危険の年齢依存性

年齢が低くなるほど数値が上がっています。出典img01.ti-da.net

5. 放射線には自然と人工があり、影響があるのは人工放射線

※ 天然放射線は体内で蓄積濃縮しないが人工放射線は体内で蓄積濃縮する。


実は左側の自然放射能に関しては人体に蓄積せず、影響はほとんどない。
出典www.kangenkon.org

6. 放射能の測定値は環境によって変化する

※ 原発から離れている場所でも自然放射線は出ており、市街地などでは意外に数値が高いこともある。

■都市部などの密集地は高くなる

コンクリート建物が多い市街地では、
田舎に比べて検出量が上がる。

出典

■ 雨の日の測定値は高くなる

雨が降ると、空気中にただよっている塵が雨で地表に落とされて、結果として塵にふくまれていた放射性物質が地面に集められることになるので、一時的に検出量が上がる事がある。

出典

出典office-aoba01.up.seesaa.net

■ 地面に近い位置は高くなる

赤:駐車場 /青 3階のベランダ
低い方ところの方が放射線の検出量が高い。

7. 食品によって放射能の蓄積量が違う

放射能を取り込みやすい/取り込みにくい食べ物があるので、同じ産地のホウレンソウとトマトでは全く検出量が違う。

8. 日常の食品の中にも放射性物質は含まれている。

カリウム40という放射性物質を人間は毎日摂取しているが、日常生活で影響は出ない。

9. 被曝対策は正しい知識を持って行う必要がある

【微量の放射線から身を守る6つのポイント】

(1)各自治体のサイトで毎日の放射線量をチェック

(2)外出する際はマスク

(3)ゴーグルなどで目もガード

(4)家のなかに入るときは服をはらう。着用したマスクも捨てる

(5)放射線が強いときは換気をしない

(6)雨を避ける

【一般的な除染方法】

(水が利用できない)
洋服、靴をぬいでビニール袋に入れる。
布やウェットティッシュなどで拭いとる(ふきとった布などはビニール袋に入れて捨てる)。

(水が利用できる)
髪をシャンプーする。
顔を洗う。(石鹸、ボディソープ)
体を洗う。耳の中、爪の間も洗う(石鹸、ボディソープ)。
洋服は洗濯するか、気になるようでしたら捨てるのがよいでしょう。

出典www.nikkei.com

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