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脳からストレスを消す生活:セロトニン活性の話

前に私は涙の本を探しました。

「なぜ泣くの―涙と泣きの大研究」という朝日新聞社出版の本です。

人は何故泣くのか?知りたいと思ったからでした。

でもその本は廃版になっていて、買えませんでした。

もう何年も前ですが、母親になった私には、ひとつの疑問がありました。

それは周りのお母さんたちの「泣いちゃいけない」「泣くんじゃない」という子供への言葉がけでした。

なぜ子供が、泣いてはいけないのだろう?

うまく自分を表現できない幼い子供が、泣くことを許されないのは何かとてもイヤな感じがしました。

でも私は子供の親になるまで、業界しかしらない人間。

「子供が泣かないのはおかしい」と思っても、子育てのベテランお母さんたちと対立することはありませんでした。

私の子供は泣き虫でした。幼稚園でも小学校でも中学でも高校でも、ずっと泣き虫でした。さすがに大学生の今は、人前で泣かないようです。

小さい頃に「泣いても可愛かった」ので、そう言って育ててしまいました。

そのうち、あまりにすぐに泣くので、泣いても解決しないと叱ったこともありました。

実に勝手な母親です。

でも、娘は泣くとすっきりすることを誰にも教わらずに、知っていました。

泣いた理由をいつも自覚していて、あとで話してくれました。

さきほど私はネットで

「涙とストレス緩和」 東邦大学医学部統合生理学 有田秀穂 というファイルの中に

「涙はストレスによって誘発されるが、涙を流す行動はストレス緩和にもなる」

という文章をみつけました。

そう、これ私が知りたかった涙のこと。

ガンダムXの主題歌「HUMAN TOUCH」で、

「いつからなの 素直に泣くのをやめて 我慢して生きてる」

という歌詞を書いたのも、あの頃でした。

「第128回人間サイエンスの会」で医学博士 有田秀穂 先生が講演をなさいます。

演題は「脳からのストレスを消す生活:セロトニン活性」です。

「セロトニン研究」の第一人者といわれる先生の講演を、私は一人でも聞きに行こうと決めていました。

さきほど榎本美代子先生から「涙の本を書かれた方で、その本を読みたいと思っていたから、木曜日はやっぱり行くわ」とお電話がありました。

それで上記のように、ネットで調べてみると「涙とストレス緩和」のPDFが見つかったのです。

今回は涙のお話はないかもしれませんが、講演が楽しみでなりません。

「第128回人間サイエンスの会」

日時 平成23年5月19日15時~17時

場所 衆議院第一議員会館 大会議室

「脳からのストレスを消す生活:セロトニン活性」

有田秀穂 氏 (医師 医学博士)

※参加には申し込みが必要です。

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