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「戯伝 写楽」は観なくちゃ!

これは観たほうがいいです。

「戯伝 写楽」ミュージカルです。

わかりやすくて、深くて、おもしろいです。

画家の目に写るものがそのままこちらの側の視点で、人や人生を見つめる目として、ストーリーに惹きつけられます。

写楽、歌麿、北斎、十返舎一九、ありそうでなさそうな人間模様。

視覚的には、まるで浮世絵を見ているような美しさ。

詞もよかったです。

曲は詞を伝えるには難しかった感じでした。

ハーモニーが好きでこだわる私ですが、今回、二種の歌詞を一緒に歌うのは音としていいけど、歌詞はわからないと思いました。

あそこ、残念だったです。

でも「戯伝 写楽」お話がしっかりしていて、ロマンがあってユーモアがあって、センスが良くて、本当によかったです。


誰もが芸術に見出すもの。
それは内観した答えなのかもしれない。
私はかつてのブログを思い出しながら、お芝居を観ていました。

以下 2008年4月26日のブログからです。

「毎回、個展の案内の葉書が届くとユーミンの歌を思い出す。
悲しいほどお天気という歌だ。不思議な気持ちを葉書は届けてくれる。
懐かしくなって、私は目をつぶる。現実のスィッチが切れる瞬間。
しばらく私は覚めない夢を信じることができる。

画家の目は不思議だ。
その目に映るのは 美だけではないのだろうけど
いつも画家の目というフィルターを通して
描かれるものは 息も出来ないくらい繊細な美だ

「ねぇ、心が渇いたらどうすればいい?」
と聞いた。ずいぶん前だった気がする。
画家からの返事はすぐに来る。
だから聞いてしまうのかもしれない。
「心が渇いたら画家は死ぬしかないよ」
3年間のドイツでの暮らしが画家を単なる繊細な男から、心の深い繊細な男へと変えたのだろうか。
そんな想像をしながら、絵の前で私は毎回感動に包まれる。
がっかりさせない絵たちだ。
彼は好きなように感じて、好きなように生きて、好きなように人に名前をつけて呼ぶ。
「画家じゃなければ、詩人になっていたかも」
あれは聞き違いだったかな。
彼の浮世離れは、知り合いの中では最上級だ。
もうすぐ、作品に会うことが出来る。明るい時間が来る。
楽しみをありがとう。素晴らしい才能が見せてくれるものは芸術の真。
壁にかかった絵がくれるのは、自分を見つける自分の答えだと思う」

4月17日 東京最終日です。

大阪公演があるようです。

2010年 4月24日(12:30 17:30)・25日(12:30)
シアターBRAVA!

作詞で煮詰まっていたのですが、すごく気分転換できました。

もう一度、観たいと思うのはなんか人の良さみたいなあの全体の感じが気に入ったからでしょうか。


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