サイカチ見ーつけた！

昨日は小石川植物園に行ってきました。

木の葉を紅や黄や茶色に染めた植物園は

リアル絵画状態です。私は360度見渡して大感動。

とくに紅葉(もみじ)の彩りは素晴らしく、記憶にまで沁みこみ

私は横山大観の絵を思い出しました。

着いた時は4時半の閉園までにあと40分しかないという時間。

入り口で念願のサイカチの木(2008年11月19日おーい、皂莢)の場所を教えてもらい、

ほとんど立ち止まらずに、植わっているという一番奥の奥を目指しました。

行けども行けども木、木、木という林の中

とうとうサイカチを見つけたのです。

でも見上げるとサヤはなく、枝と小さな葉っぱが空と私の間に広がっていました。

あきらめてはいたのですが、やっぱりガーンです。

心は夕日よりも早く沈みそうになったので

帰るしかないと歩き出したその時、

もう一本

サイカチの木！

そして見上げるとサヤ

たった一つだけ。

枯葉のようにこげ茶に色を変えたサヤが、

木から垂れ下がるように・・・。

たった一つだけ。待っていてくれたように・・・。

すごい感動です！

そして足元には！カサカサ。

サヤー！

よく見てみると、どんどんと浮かび上がってくるように、

サヤがいっぱい落ちています。

あった、あったと言いながら、夢中で拾い歩きました。

サイカチありがとう。神様、ありがとう。

でも一番のありがとうは、同行してくれた桃菜さん。

ありがとう。

この場所を教えてくれた青海星さん、

くみちょ。さんのお母様にもありがとう。

感謝。

真っ赤に染まった紅葉(もみじ)に心を奪われて立ち止まったり、

イチョウの木の黄葉に見とれたり、

秋から冬に向かう植物園は本当に美しい場所です。

燃えるような紅(あか)は過ぎてしまった青春のようで

いつまでも立ち止まっていたい気持ちでした。

あなたなら一緒に拾ってくれましたか。