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鈴木和道 MAYLAND 2008展

Cat05_02_193  190x240mm
ねむり猫の夢
 

毎回、個展の案内の葉書が届くとユーミンの歌を思い出す。
悲しいほどお天気という歌だ。不思議な気持ちを葉書は届けてくれる。
懐かしくなって、私は目をつぶる。現実のスィッチが切れる瞬間。
しばらく私は覚めない夢を信じることができる。

画家の目は不思議だ。
その目に映るのは 美だけではないのだろうけど
いつも画家の目というフィルターを通して
描かれるものは 息も出来ないくらい繊細な美だ

「ねぇ、心が渇いたらどうすればいい?」
と聞いた。ずいぶん前だった気がする。
画家からの返事はすぐに来る。
だから聞いてしまうのかもしれない。
「心が渇いたら画家は死ぬしかないよ」
3年間のドイツでの暮らしが画家を単なる繊細な男から、心の深い繊細な男へと変えたのだろうか。
そんな想像をしながら、絵の前で私は毎回感動に包まれる。
がっかりさせない絵たちだ。
彼は好きなように感じて、好きなように生きて、好きなように人に名前をつけて呼ぶ。
「画家じゃなければ、詩人になっていたかも」
あれは聞き違いだったかな。
彼の浮世離れは、知り合いの中では最上級だ。
もうすぐ、作品に会うことが出来る。明るい時間が来る。
楽しみをありがとう。素晴らしい才能が見せてくれるものは芸術の真。
壁にかかった絵がくれるのは、自分を見つける自分の答えだと思う。

友人の鈴木和道 君 の個展です

 
個展 : MAYLAND 2008展 (森 敏美 vs 鈴木和道)
 ◎芸大時代 同じアトリエで制作した二人が新作品を持ち寄るビエンナーレ展

日時 : 2008年5月10日(月)~17日(土)
場所 : 東京銀座 ギャラリー椿 G2   
作品 : ステンドグラス・フレスコ作品 &金箔・混合技法20点程度
画廊 : http://www.gallery-tsubaki.jp/tsubaki.html

007c1_3 ロビン

0031_2
318x410mm
月明かりのソネット








ねぇ、思い出に帰れる道を描いてよ
あの頃の
笑顔いっぱいの
やさしい日々
明るい光の中で
輝いていた頃に帰ろうよ
もう、がんばらないで

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