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Tokyo Night view

Tokyotower2東京!眠ってはダメー!
そんな勝手なっ・・・。
私ったらぁ。

私が東京タワーの見える夜景が好きだってこと、わかっていてこの店を選んでくれたんだね。
窓越しの東京タワーが、揺れる木の間からのぞいている。
もっと話して、それでそれで子供の誕生会はどうなったの?
奥さんは、大変だ~。

あなたの前で、怒ったり、笑ったり、泣いたり、すねたり・・・。
そんな勝手気ままな私に、変わらないね、出会った頃から。
そして東京タワーが見える和食屋まで・・・。
あなたはどれだけ私を見ていてくれたのだろう。
大好きな友達。
ありがとう!
ありがとう!
ありがとう!
滅茶苦茶、忙しいのに。
渋谷で待っているわずかな時間にも、
二人も知り合いに会っちゃうくらい顔が広いのに。

「よし、東京タワーを見に行こう。ほら、行くぞ」
友達が、こう言ったとき・・・どうしてこの人はこうなんだろうと、思った。
「だけど、こんな遅い時間にやっているかなー、展望台」
えっ、あそこ?どうかなー。
「いつも、いきなりなんだ。考えないんだよな。かみさんと正反対」
そうだよねー。
「東京タワー我がもの顔だな」
ホントだ。暗闇の東京タワーは、自分中心って顔してる!


東京で生まれ育った私たちは、
土の香りや緑のある場所とか、好きなものが似ている。
52階から外を見下ろした。
こんなとこ、住みたいと思う?
「思わない」
私も、ぜんぜん思わないな。
この国では、誰だってセレブ・・・。
派手なの、好き?
いくらくらいかな、ここ。
「一億三千万とか、もうちょっととかかな」
ふーん。いらないや。
ビルのお墓みたいだね、ここ。
「申告しなくちゃ」
土地売ったんだ・・・。
「僕のうちは、特に変な家だった」
「そうかなー」
貴族院議員だったほうのおじいちゃんのこと、思い出した。
明治の人がいる家は、みんなそうだったって。
きびしかった。
あなたはちっとも、変じゃないって。


土地、いっぱい持ってるんだし・・・。
あんなに素敵な家族がいたら、
なーんにもいらないでしょー。

「あと30年、何も変わらないよ。」
それは男だからだよ。私は女だもの。
ふーん、女のDNAねぇ・・・。そうなんだ。

「帰ろうか」
うん。
「送っていくよ」
ありがとう。
すごく沢山の人が、あなたに感謝しているって、
私は知ってるよ。
友達でよかった!
こういうこと、してみたかったんだ。
ありがとう。
東京、電気消えはじめたね。
「そりゃー、寝なくちゃ」
「もう一回、周る?」
ぐるぐる2周しちゃったね。
幸せだな。
人を幸せに出来る人は、本物のすごい人だと思う。
そして、ひとつも淋しくない夜をありがとう。

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