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モーツアルトと幻の大豆と

まんまるの大豆。

日本の食文化、豆。
これを私ったら、無計画に買ってしまったんだ。
理由は、農園のピンチだから。
三割減反は、三割の減収。一年、苦しい経営を強いられる。
それで、雑穀や豆や買うことにした。
それは、いいの。本当のこと書くと、そんなに沢山買ってもいないし・・・。
問題は、わたし。
豆、硬いとこから調理したことがないの。
節分の豆の硬さって、言えばわかる?
あれを、水に一晩つけて、充分にふくらませておくんだって。
ふんふん、なるほど。2カップね。
豆を鍋に入れる。ざーーーっ!
あっ!ざざざーーーっ!
おぉーっとー。2カップどころじゃない。
袋の中身ほとんどが、鍋にーーー入った。
いいのか、わたし!?
豆って、ふくらむよね〜。
でも、このコたちは、普通の大豆より、まるっこちぃし、
小ぶりだし、まっいいっかー。
国産大豆のなかでも、在来品種は幻のといわれるほど希少・・・。
ふんふん、これは楽しみぃ。
朝が来ました。
で、どうなったと思う?
もー、鍋の蓋開けて、びっくりよ!
やーーーん。
やだーーー。
えっ、どーしたの?なんて、聞かれても、
私はもう、ショックで・・・。
嘘でしょー。
何でこんなでかくなってんの?
しかも、グリンピースの大きさだったのに、
今じゃ立派な黒豆サイズ。
いやーーーーん。
信じられないっ!
ふくらませるって、節分の豆くらいになるのかなぁ〜なんて、
小首をかわいくかしげていた気分が!
あっあっあっ、もう、言葉が出ない。
あんた、誰よ!もう、全然知らない豆じゃない。
鍋の蓋開けて、心底びっくりした。
どうして、こんなことになってるの?
想像を超えたショック。
鍋の中、想定外。
しかし、これは仕方がない、うん、現実見ようよ私。しっかりー。
こいつを食べ物にしてやらなくっちゃ。
で、巨大豆を・・・!?キョダイズ!・・・・おぅ、まさに巨大豆!
このネーミングがふさわしい!
しかも、ダブルミーニングだよ、許が作っているから許大豆〜。
とか、言ってる場合か。
今日も忙しい、明日もやることあるぞ。
どーするよ、これ。煮豆って、三時間は煮るってよ・・・。
で、午後出かける前に、兎に角、火にかけてっと。
後は、家人にバトンタッチできれば、ラッキー!
だめなら、必殺夜中の料理で、コトコトやるしかあるまい。
絶対に美味しくしてあげるからね。
でね、モーツアルト聞きながら、私はやってるわけよ。
豆もまっ、一応モーツアルト聞きながら、
鍋の中にいるわけよ。
いくつかの豆は、皮がはがれつつも、豆もやる気ありそうだ。
あっ、妄想してる場合じゃないか。すいません。
実はさ、この豆たち、超〜手がかかるんだわ!
豆が煮汁の外に出ると、豆にしわができる。
煮立たせると、豆の皮が破れる。
煮立ってからは、豆がおどらない程度に火を弱めコトコト。
うちのレンジの火力は強いから、弱火は苦手なのに・・・。
なんなんだよー、煮豆ってこんなに大変なの〜。
"おまめさん"とか言うの買ってくれば、安ウマじゃーん。
んもう、しょっちゅう、キッチンに見に行かなくてはならないのかよ。
とか、ぶつぶつ思いながらも、内心私は料理が好きだったりする。
とは言え、煮豆は特別の食文化だわ。
愛情たっぷりだわよ、時間も手間もたっぷりだわよ。
やるわよ。あの鍋で、ふふふ。
                   〜つづく〜

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