ゴルフ・ザ・ミュージカル

行って来ました。

いかにも主役～みたいなのとかアイドル～が出ていると、
話に入りづらくて、そこでシラケたりしちゃうんだけど、
まずそれがなかった。キャスティングがよかったな。
この人たちでどんなことになるんだろう・・・と思いながら、見ていた。
ミュージカル・コメディなのよね。
高橋由美子が特によかった。声量もアップしていて、歌も気持ちよかった。
しかも高橋由美子の演技には、隙がない。
ほんとに、この芝居の役そのものが嫌い？なんじゃないかと思えてくるほど、
「嫌い」を演じきっていた。騙されるとこだった。
後半の「嫌いじゃない」という笑顔が本物なのか、
前半のイヤイヤやっているように見えてくる「この仕事が嫌い」が本物なのか・・・と迷うほど。
いや、迷うこたーなく、どっちも演技なんだけどね。それくらいイイのよ、この高橋由美子が。
舞台って、怒鳴っている演技のイメージだけど、全員、セリフはさらさら流れる自然な会話。
いわゆる大声で演技ーみたいな舞台っぽくなくて、
演技というより普段の友達の会話を聞いているようにさえ思えてきた。
それぞれの事情と思惑がある5人の人間模様。
第一印象や外見と実物の違い、「嫌い」が「嫌いではない」に変わっていく様。
自分の思い込みで、人って付き合っているよねとか、思ってしまった。
笑えた。