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人生のPage

懐かしい人に、会ってきた。
20代の何十ページかを、一緒に過ごした人たちと。
おでんを食べに行った。
ダイニングおでんだったかな?そんな感じのネーミングです。
おでん、土鍋にはいってきた。
塩味、味噌味、醤油味と、3タイプのおでん、
次々に鍋が出てきては、七輪に鎮座という感じ。
マロニーちゃんって、知ってる?
どれかの土鍋のとき、これがはいっていた。
おいしかったよ!それは、いいの。
私、マロニーちゃんをあまり知らなくて・・・。「
何、これ?しゃぶしゃぶに入れるやつ?」とか言っていた。
昔からの友達が言った。
「ちっがいますよー、これはマロニーちゃんですよ」
「マロニーちゃん?違うでしょ。
なによ、マロニーちゃんて。葛きりでしょ、これは」
なんか、議論するのもどうかと思うようなレベルかな。
すみません。
そこへスラリと次のお料理を持って現れたお兄さんに、
「これ、なんですか?」と、箸ですくい上げて、聞いた。
「これですか?」腰をかがめて、礼儀正しいお兄さん。
「マロニーちゃんで、ございます」
いやーーーー!
友達は、私が口を開くよりもはやく、
「ほらねーーぇ」と・・・勝者の笑み。
マロニーちゃん。鍋の友らしい。
しらたきとか、葛きりとか、そんなのと同じポジションらしい。
マロニーちゃん、どうも初めまして・・・。
たしか、腰がどーしたのCMの・・・マロニーちゃん。
鍋をひきたたせる、マロニーちゃん。おでんにもなれるのね。
すき焼きなら主役は肉だけど、おでんなら、どれが主役だろう、
どれも主役な気がする、なんて、
突然おでんのことを掘り下げても・・・・。
まったく、意味はありません。
仕事で遅れてきたほうの女が、
私たちと出会わなければ、今の自分はないですと言った。
どんな風にして、出会ったのか、三人で過去をたどってみた。
私たち出会わなければ、どんなあなたで、どんな私だったのかなぁ。
こうして、また会いたくなったということは、
出会ってよかったんだよね、私たち。
再会を約束して、私たちはそれぞれの世界へ帰っていった。
タクシーのウインドウから手をふり終えて、前に向き直ったとき思った。
過去の鍋にも、現在の鍋にも、未来の鍋にも自分という具がはいっている。みんなが主役というおでんみたいなのがいいな。
妄想です。これ、心の中の日記ですからぁ。
人生のページ、どんどん、めくれて行くわ。
あなたも、今を大切に。楽しい夜でした。

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