未完成のままで ~Art of Life
親友とその家族が、ブラジルに転勤になって何年も経った。
あんなにブラジルは広いのに、
親友は、友人のカルロスと同じ町に転勤になった。
この偶然で、運命とか、縁とか、見えない糸とかを連想して、盛り上がったりはしなかったけど、
私たちの関係は、なんとなく楽しくなった。
♪♪♪ 浅い眠りに 訪れる同じ夢
幼い日を過ごした古びた家
きしむ廊下と 雨がしみ込んだ壁
やぶれた椅子 すべてがそのまま
Where is love 貧しいけれど
大地と空に抱かれていた やすらぎ
未完成の絵のように 何かがかけている
すきまのあいた心を 夢だけに抱かれ
Art of Life♪ ♪♪♪
長電話で、よくカルロスと話した。
歌をやめると聞いたときは、
受話器を握りしめたまま、泣いた。
何もできなかった私は、彼の人生の選択を、黙って見送った。
いまは、親友家族とカルロス家族が、仲良しになっている。
カルロスの家のお風呂が壊れて、親友の家に借りに行ったり、
親友の携帯電話を、カルロスたちが買いに連れて行ってくれたり。
友達が世話になって、ありがとう!
どちらにも、友人として、すごく感謝している。
♪♪♪ 少年の日を 夢に見るのは
たぶん淋しいから 心が渇いて
Where is love 笑顔をなくす
人生なんてわかれよりも 哀しい
こんな淋しい気持ちを 知るのは何故だろう
自分だけのためじゃなく 答さがしてる
未完成の絵のように 何かがかけている
だけど自分を変えずに 僕らしく生きる
Art of Life♪ ♪♪♪
この歌を書くときも、長い時間をかけて、打ち合わせをした。
人生は、打ち合わせに、いくら時間をかけても、完成しない。
未完成のままで、いいのかもしれない。
Art of Life /カルロス・トシキ1993.COLUMBIA
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